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カッター

カッター替刃の選び方|本体に合う刃の見分け方と買い足しの目安

カッターの切れ味が落ちてきて替刃を買いに行くと、同じ幅の数字が書かれたパッケージが何種類も並んでいます。色も、書いてある言葉も少しずつ違い、手元の本体にはどれが入るのか、売り場ではなかなか決めきれません。

先に結論替刃は、まず手元の本体を確かめ、その本体に対応するものを選びます。見るのは替刃のタイプ、幅、厚み、メーカー・型番の順です。いま使っている替刃のパッケージが残っていれば、この4つをまとめて確かめられます。
本体の状態によっては、対応する替刃でも入りにくかったり、送りにくかったりすることがあります。条件が合っているのにうまく使えないときは、無理に押し込まず、本体の型番を確認してください。迷ったときは、当店では本体と同じメーカーの替刃をおすすめしています。買い足しは、ケースの最後の1枚を使い始めた時点が目安です。
確かめること確かめ方合わない場合
替刃のタイプ折れ刃式か、刃を丸ごと交換するタイプかを確認幅などが合えば付くが、使い方が変わる
9mm・18mmなどを確認本体に入らない
厚みパッケージの表示を確認送り出し・固定に影響することがある
メーカー・型番本体やパッケージを見る対応しない場合がある

カッターの替刃はどう選べばいい?

替刃は、刃から選ぶのではなく、手元の本体に合わせて選びます。本体を選んだ時点で、入る刃の幅はほぼ決まっています(本体そのものの選び方はカッターの選び方にまとめています)。確かめる順番は次のとおりです。

① 替刃のタイプ

折れ刃式か、刃を丸ごと交換するタイプか。幅などが合えば本体にはどちらも付くので、いつもの使い方に合わせて選びます。

② 幅

9mm幅の本体には9mm幅の刃を合わせます。

③ 厚み

同じ幅でもまれに違うので、パッケージの表示で見ます。

④ メーカー・型番

本体に書かれた文字から、対応する替刃をたどります。

⑤ 刃の種類

合う替刃が絞れたら、作業に合わせて選びます。ふだん使いなら通常の刃、切り口の仕上がりや速さを重視するなら黒刃が候補です。

この順番で確かめても刃がうまく送れないときは、無理に押し込まず、型番の写真か本体をお持ちください。売り場で一緒に確かめられます。本体をお持ちいただくときは、刃を最後までしまってから、袋や箱に入れてください。

店頭でよく聞く声「同じ幅のものがいくつも並んでいて、うちのカッターにどれが入るのか分からなくて……」
替刃を買いにいらしたお客様からよく伺うお声です。当店では、お手元の本体のメーカーや刃の幅を伺いながら、合う替刃をお探ししています。本体のメーカーと型番が分かれば、候補はぐっと絞られます。

ここからは、①〜④を1つずつ見ていきます。

本体に合う替刃を見分ける4つのポイント

① 折れ刃式か、刃を丸ごと交換するタイプか

替刃そのものには、切れ味が落ちたときの扱い方が違う2つのタイプがあります。本体の側はどちらか一方に決まっているわけではなく、幅などの条件が合えば、折れ刃式の刃も、刃を丸ごと交換するタイプの刃も、どちらも取り付けられます。

折れ刃式
刃に斜めの折り筋が並んでいます。切れ味が落ちたら先端を1つ折り、次の刃先を出して使い続けます。
刃を丸ごと交換するタイプ
折り筋の無い1枚刃です。切れ味が落ちたら刃全体を取り外し、新しい刃に付け替えます。

家庭やDIYで広く使われているのは折れ刃式で、金物店やホームセンターの替刃の棚でも見つけやすいタイプです。いつも先端を折って使っているなら、折れ刃式を選びます。本体の形ごとの違いはカッターの種類と特徴でまとめています。本体に付くかどうかは、このあと見る幅や厚みで決まります。

② 刃の幅を確認する

9mm・18mm刃の幅で代表的なのは2種類。どちらも家庭やDIYでよく使われる折れ刃式の刃の幅です

本体は決まった幅の刃しか入らない作りなので、幅の違う替刃は本体に合わず、取り付けられません。替刃を手に取ったら、まずパッケージの幅の表示が、いま使っている刃の幅と同じかを見ます。

手元の刃の幅が分からないときは、使い終わった替刃のパッケージを見るのが確実です。パッケージが残っていなければ、本体に書かれたメーカー名と型番を控えて、店頭でお見せください。

③ 刃の厚みを確認する

刃の幅が広いほど厚みも増すのがふつうで、幅が決まれば厚みもおおよそ決まります。ただ、まれに同じ幅でも厚みの違う替刃があります。本体の中で刃を押さえる金具は決まった厚みに合わせてあるため、厚みが合わない刃を入れると、送り出し(刃を前に出す動き)が渋くなったり固定が甘くなったりすることがあります。

「幅は合っているのに、刃がうまく出てこない」というときは、厚みの違いも疑ってみてください。メーカーの違いや本体の状態が原因のこともあります。厚みは、パッケージの表示を、いま使っている刃のものと並べて確かめます。パッケージが残っていないときは、次の④のメーカー・型番から絞ります。

④ メーカー・型番を確認する

本体のメーカー名や型番が分かれば、メーカーの商品案内から対応する替刃をたどれます。同じ18mm幅でもメーカーの違う替刃が並ぶので、パッケージのメーカー名が本体と同じかどうかも、あわせて見ます。

ここまでの4つを売り場で確かめる材料として、次のものをそろえておくと、迷う時間が減ります。店頭でご相談いただくときも、これがそろっていると合う替刃をご案内しやすくなります。

いま使っている替刃のパッケージ

タイプ・幅・厚み・メーカーが一度に分かります。使い切っても、次に買うまで取っておきます。

本体のメーカー名と型番

本体に書かれた文字を、写真に撮るかメモしておきます。

刃の幅

9mm幅か18mm幅かが分かるだけでも、候補を大きく減らせます。

本体をお持ちいただく場合

刃を最後までしまってから、袋や箱に入れてお持ちください。

①〜④のうち、幅は表示を見ればすぐに合うかどうかが分かるので、そこで安心してしまいがちです。

幅が同じなら、どの替刃でも使える?

9mmなら9mm、18mmなら18mm

売り場ではまず幅の表示が目に入るので、本体と同じ数字を合わせて候補を絞ります。ただ、同じ数字の棚にもメーカーや刃の種類の違う品がいくつも並び、幅だけでは1つに決まりません。

同じ幅でも厚みや形状が違うことがある

同じ18mm幅の刃でも、作りはメーカーや品番によって少しずつ異なります。

厚み

③で見たとおり、押さえ金具の利き方に関わります。

背の溝の形

刃の背にある溝は、本体の送り出しの爪が引っかかる部分です。

折り筋の位置

折り筋がどこに入っているかも、メーカーごとに設計が違います。

こうした部分は、それぞれのメーカーが自社の本体に合わせて作っています。そのため幅が合っていても、刃が送りにくかったり、押さえが利きにくくなったりすることがあります。

対応が分からないときは本体の型番を確認する

パッケージを見比べても対応が分からないときは、本体の型番が手がかりになります。型番が読み取れないときは、本体の写真を撮って店頭でお見せください。写真を拝見しながら、合う替刃を一緒にお探しします。

幅・厚み・型番と見てきて、残るのはメーカーの話です。

本体と違うメーカーの替刃は使える?

同じメーカーの替刃をおすすめする理由

当店が本体と同じメーカーの替刃をおすすめする理由は、前の章で見た爪や溝の噛み合わせにあります。

別メーカーの替刃
幅が合っていれば入ることはありますが、送り出しや固定が安定しない場合があります。
本体と同じメーカーの替刃
本体の爪や押さえ金具に合わせて作られているため、送り出しや固定が安定しやすくなります。

別メーカーの替刃を使う場合に確認したいこと

メーカーが違っても使えないわけではありません。ただ、刃が送れなくなったり、刃がブレたりする可能性が高くなります。差が出るのは切れ味ではなく、本体の中で刃がきちんと送れて止まるかどうかです。

別メーカーの替刃を使うときは、パッケージの表示で、幅と厚みがいま使っている刃と同じことを先に確かめます。取り付けたあとに刃が送りにくい、固定しても刃がブレると感じたときは、無理に押し込んで使い続けず、本体のメーカーが対応品として案内している替刃に替えてください。作業の途中で刃が動くと危ないためです。

迷ったら本体と同じメーカーから選ぶ

「結局、どれを買えばいいですか」と聞かれたときは、まず本体のメーカー名と型番を確認し、そのメーカーが対応品として案内している替刃から選ぶことをおすすめしています。売り場で決めきれないときでも、取り違えの少ない選び方です。本体に合う替刃が絞れたら、最後は刃の種類です。

通常の刃と黒刃はどう選ぶ?

通常の刃を選ぶ場面

通常の刃は、段ボールを開ける、紙を切る、養生テープを切るといった日常の作業向けで、刃先の研ぎが標準的なタイプです。どの刃にするか迷ったら、まず通常の刃を選んでおけば困ることはほとんどありません。

黒刃を選ぶ場面

黒刃は、通常の刃より切れ味を重視したタイプで、メーカーによっては刃先をより鋭く研いでいます。店頭で黒刃をご案内するのは、次のような場面です。

切り口の見た目が仕上がりに直結する作業

壁紙やクロスの張り替えなど。切り口をきれいに出したいときに候補になります。

切るスピードを上げたい場面

当店では、作業をより速く進めたい方にも黒刃をご案内しています。

刃の種類そのものの違いはカッターの刃の種類にまとめています。

切れ味を重視するなら刃先の状態をこまめに確認

黒刃は鋭さが持ち味なので、当店では、刃先の状態をこまめに見ながら使うことをご案内しています。切り口が荒れてきたと感じたら、その時点で刃先を新しくします。切れ味が落ちた合図は、次の章の「刃を交換するタイミング」で挙げます。刃の種類まで決まれば、残るのは替刃を買い足す時期です。

替刃はいつ買い足せばいい?

「刃を交換する(刃先を折って新しくする)タイミング」と「替刃を買い足すタイミング」は別のものです。折れ刃式なら、切れなくなっても先端を折れば次の刃先が出せるので、すぐに替刃が要るとは限りません。

刃を交換するタイミング
切れ味が落ちた・切断面が荒れてきた・切るのに力が要るようになった。折れ刃式は先端を1つ折って次の刃先を出し、刃を丸ごと交換するタイプは新しい刃に付け替えます。
替刃を買い足すタイミング
ケースの残りが少なくなった・刃を多く使う作業が控えている・刃先をこまめに替える使い方をしている。次のパッケージを用意します。

刃を折るときは、手で折らず、専用の刃折り器を使うか、本体の説明書に書かれた方法で行います。折り方と使い終わった刃の扱いは、別記事「カッター刃の交換・折り方・捨て方」でお届けする予定です。

替刃そのものを買い足す目安は、次の3つの場面です。

ケースの残りが少なくなったとき

最後の1枚を使い始めたら、次のパッケージを用意する時期です。切れなくなってから慌てて買いに行かずに済み、作業の途中で手が止まりません。

刃を多く使う作業の前

引越しの荷ほどきや段ボールの片付け、壁紙の張り替えなどは、途中で刃が足りなくなると作業がそこで止まります。作業量が多いときは刃を使う本数も多くなるので、作業前に替刃を十分用意しておきます。

黒刃など、刃先をこまめに交換する使い方の場合

黒刃など、刃先をこまめに交換する使い方をしている方は、ケースの残りを少し早めに見ておいてください。作業の途中で最後の1枚に気づくより、前の日に確かめておくほうが慌てずに済みます。

選び方と買い足しの目安が出そろったところで、つまずきやすい点を4つ挙げておきます。

替刃選びでよくある失敗

折れ刃式と刃を丸ごと交換するタイプを間違える

幅などが合えばどちらのタイプも本体に付けられるので、タイプを取り違えても、付けた時点では気づきにくいものです。折れ刃式のつもりで刃を丸ごと交換するタイプを買うと、折り筋が無いので、先端を折って使い続けることができません。いつも先端を折って使っている方は、買う前にパッケージの表示で、折れ刃式かどうかを確かめてください。

幅だけ見て購入する

店頭でよく聞く声「18mmって書いてあるから、これでいいはず」
そう思って幅だけで選ぶと、厚みやメーカーの違いで送りが渋くなることがあります。棚を離れる前に、厚みの表示をいま使っている刃のパッケージと見比べ、メーカー名が本体と同じかどうかも確かめます。

本体を買い替えたら替刃が合わなくなった

幅の違う本体に替えると、残っていた替刃を使い切れなくなります。本体を選び直すときは、手元の替刃の幅とメーカーを先に確かめ、同じ幅・同じメーカーの本体を候補にすると、残っている刃を使い続けやすくなります。

使い切れない量をまとめ買いする

ふだんあまりカッターを使わない方ほど気をつけたいところです。湿気の多い場所に長くしまっておくと、刃に錆びが出ることがあります。使い切れる分だけ買い、湿気の少ない場所にしまっておいてください。

本体に合わなかったときの症状は、カッターの刃の種類の「替刃でよくある困りごと」でも取り上げています。ここまでを、替刃を選ぶ順番にまとめます。

カッター替刃の選び方まとめ

冒頭でお伝えした4つ(替刃のタイプ、幅、厚み、メーカー・型番)で本体に合う替刃を絞り、そのあとに刃の種類と買い足しの目安を足すと、次の順になります。

① 替刃のタイプを確認

折れ刃式か、刃を丸ごと交換するタイプか。いつもの使い方に合わせて選びます。

② 幅を確認

9mmなら9mm、18mmなら18mm。パッケージの表示を本体と見比べます。

③ 厚みを確認

同じ幅でも厚みが違うことがあります。いま使っている刃のパッケージと並べて確かめます。

④ メーカー・型番を確認

当店では本体と同じメーカーの替刃をおすすめしています。型番が分かれば対応をたどれます。

⑤ 作業に合わせて刃を選ぶ

ふだん使いは通常の刃。仕上がりや速さを重視するなら黒刃が候補です。黒刃は刃先の状態をこまめに見ながら使います。

⑥ 残りが少なくなったら買い足す

当店では、最後の1枚を使い始めたら次を用意することをおすすめしています。刃を多く使う作業の前も同じです。

この順番どおりに確かめても、本体の状態によってはうまく使えないことがあります。決めきれないときは、使い終わった替刃のパッケージか、本体の型番を撮った写真を用意して、店頭でお見せください。刃がうまく送れないときは、無理に押し込まず、本体ごとお持ちください。

お問い合わせ

表示を見比べても合う替刃が決めきれないときは、パッケージや本体の型番の写真を店頭でお見せください。本体の様子を伺いながら、一緒にお選びいただけます。用途に合う道具や金物が分からないときは、お気軽にご相談ください。

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