のこぎり

ゼットソーの刃の種類と選び方|265・7寸目・8寸目の違いを紹介

ゼットソー(ZETSAW)は、DIYユーザーから大工職人まで幅広く愛用されている日本を代表するのこぎりブランドです。
その中でも特に人気なのが 「ゼットソー265」です。
扱いやすいサイズで汎用性が高く、木材カットの定番として多くのユーザーに選ばれています。

しかし、ゼットソーシリーズには、265以外に7寸目・8寸目・300など、多くの刃の種類があり、「どれを買えばいいの?」と迷う人も少なくありません。

この記事では、のこぎりに関してあまり詳しくない一般の方やDIYをされる方向けに、ゼットソーシリーズの刃の種類や「寸目(すんめ)」の違いを徹底的にわかりやすく紹介します。

 

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◾️ ゼットソー265とは?基本のおさらい

 

ゼットソー265

 

ゼットソー265は岡田金属工業所(ゼット販売)が展開する「片刃式のこぎり」で、用途の幅広さが最大の特徴です。

● 特徴

刃渡り 265mm

木材全般に対応

切れ味が軽く、初心者でも扱いやすい

替刃式で経済的

プロの現場でも愛用される信頼性

迷ったらまず候補に挙がる万能のこぎりです。

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◾️ ゼットソーの刃の種類一覧|用途別に特徴を紹介

 

ゼットソーシリーズには、用途別に複数の刃が用意されています。ここではよく使われる代表的な刃を紹介します。

*ゼットソーのHPはこちら
ゼットソーシリーズ

 

① ゼットソー8寸目

 

ゼットソー8寸目

 

木目を直角に切断するための精密横挽き用です。
「ゼットソー265」よりも更に滑らかな切り口を求められる方や見える部分の切断加工には、「ゼットソー8寸目」以下のピッチのノコギリがおすすめになります。

② ゼットソー7寸目

 

ゼットソー7寸目

 

ゼットソーシリーズで最も精密切断に適した薄刃(0.40 mm)です。
導突目のノコギリに一番近いノコギリで、導突目のノコギリに付いている背がねが邪魔になりません。
切断面がとても滑らかで、仕上がりの美しさを重視する方向けです。

また、ゼットソー7寸目に標準で付いている柄は、桐(きり)を採用しており、使うほどに手に馴染みます。

③ ゼットソー300

 

ゼットソー300

 

縦横斜め挽き用です。
刃渡りは300 mmで、「ゼットソー265」よりも太い材料の切断がスムーズに行えます。
木材をザクザク切りたい方におすすめです。

④ ゼットソーα265

 

ゼットソーα265

 

ゼットソー265の後継モデルです。
独自のR刃特殊目立で「ほぞ挽き」に便利です。
また、切断に必要な部分にだけ鋸刃が接する形状のため、挽き心地が軽いと人気のモデルです。
スムーズな挽き心地を求められる方へ「究極の横挽き」としておすすめです。

ゼットソー265よりも永く切れるため近年、販売数が増加しています。

⑤ ゼットソー竹挽270

 

ゼットソー竹挽270

 

竹の伐採から加工まで幅広い切断に対応します。

ソーコート(Saw Coat)の効果で
*軽い挽き心地
・刃の滑りが良い
・ヤニや切り粉が付着しにくい

*サビにくい
という効果があります。


引用元:「ゼットソー」公式チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=nsMWe1R6_Q8

⑥ ゼットソーウエスタン180 金属用

 

ゼットソーウエスタン180 金属用

 

スチール製芯入雨樋、鉄管・銅管・アルミ管・鉛管・真鍮・サイディングボード・塩ビパイプの切断に使えます。

専用の柄と鞘を使えば、片手で素早く取り出し、片手で収納できるので作業効率がアップします。
腰に装着できる鞘付きで、携帯性も抜群です。

 

*ゼットソーウエスタン180 金属用のHPはこちら
ゼットソーウエスタン180 金属用

⑦ ゼットソーウエスタン180 キッチンパネル用

 

ゼットソーウエスタン180 キッチンパネル用

 

キッチンパネルの切断、開口作業に最適です。

専用の柄と鞘を使えば、片手で素早く取り出し、片手で収納できるので作業効率がアップします。
腰に装着できる鞘付きで、携帯性抜群です。

 

*ゼットソーウエスタン180 キッチンパネル用のHPはこちら
ゼットソーウエスタン180 キッチンパネル用

⑧ ゼットソー仮枠333

 

ゼットソー仮枠333

 

1本で縦挽きも横挽きもできる縦横斜め挽き用です。
ゼットソーシリーズで最も刃渡りが長く(333 mm)、太物切断が可能なタイプです。
仮枠や防災用等、幅広い使用が可能です。

ゼットソー仮枠333もソーコート(Saw Coat)の効果があります。

⑨ ゼットソーハンディ160 アサリなし

 

ゼットソーハンディ160 あさりなし

 

アサリがないので、押し当てた面に傷がつきません。
埋木・凸部の切断・首切り・ほぞ加工などに最適です。

 

*ゼットソーハンディ160 アサリなしのHPはこちら
ゼットソーハンディ160 アサリなし

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◾️ 寸目とは?7寸目・8寸目の違いをわかりやすく解説

ゼットソー265

のこぎりには、7寸目、8寸目など「寸目」という表記がされているものがあります。
1寸は約3cmで、7寸は約21cm、8寸は約24cmになります。
この寸法の中に同じ枚数の鋸目が並んでいるとすると、鋸目1枚あたりの大きさに違いが出てきます。

例えば、10枚の刃が7寸(約21cm)と8寸(約24cm)にそれぞれついているとすると、1枚あたりの刃の大きさは、7寸のほうが2.1cm、8寸のほうが2.4cmとなります。
刃が大きくなるほど、刃の先端から刃の先端までの間隔(ピッチ)も大きくなり、鋸目が荒くなります。
このように、7寸目と8寸目では、8寸目の鋸の方が目の荒い鋸ということになります。
「寸目」は、刃渡りの長さではなく、目の荒さを表す表示となります。

7寸目 → ピッチ数が細かい(目の数が多い)

8寸目 → ピッチ数が荒め(目の数が少ない)

という違いになります。
数字が小さいほど、目が細かくなり、仕上がりが綺麗になります。

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◾️ ゼットソー265|7寸目と8寸目の比較

 

初心者でもわかるように、両者の特徴を表でまとめました。

項目 8寸目(やや荒目) 7寸目(やや細目)
切るスピード ◎ 速い ○ やや遅め
切り口の綺麗さ ○ 普通 ◎ とても綺麗
使いやすさ ◎ 扱いやすい ○ 少し慣れが必要
向いている材 太い枝や材料を素早く切断 断面の美しさを重視
主な用途 DIY全般 棚作り・家具製作・内装作業

 

ゼットソー265
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◾️ 初心者はどれを選ぶべき?用途別おすすめ

 

ゼットソー265

用途に合わせて刃を選べば失敗しません。

● DIY初心者 → ゼットソー265(標準刃) or 8寸目

最も扱いやすく万能。
2×4材を切るDIYや簡単な工作ならこれで十分。

● 家具作り・棚など仕上げ重視 → ゼットソー7寸目

切り口がきれいで、仕上がりがワンランクアップします。

● 太い木材やスピード重視 → ゼットソー300

解体作業や丸太、厚い角材に強い。

● 長持ちする刃がいい → ソーコート(Saw Coat)されているのこぎり刃

頻繁に作業する人やプロ向け。(使用用途は限定されます)

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◾️ ゼットソーを使う時のコツ

 

・のこぎりには、ちょっとしたコツがあります。

・引くときだけ切れる(押すときは力を入れない)

・切り始めはゆっくり、角度を寝かせる

・刃を無理に押し込まない

・詰まりは軽く掃除するだけでも切れ味が戻る

・力任せに使わない方がまっすぐ切れます。

◾️ まとめ|ゼットソーは刃の選び方で性能が大きく変わる

 

ゼットソー265

ゼットソーシリーズは、刃の種類・寸目によって切れ味や作業用途が大きく変わります。

迷ったら → ゼットソー265(標準刃) or 8寸目

仕上がり重視 → ゼットソー7寸目

速く切りたい → ゼットソー300

DIYでもプロ現場でも使え、替刃を変えるだけで用途が広がるのがゼットソーシリーズの魅力です。

 

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冨木健児
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