先日、お客様からマキタの高圧サイディング用エア釘打ち機が壊れたという連絡がありました。
このマキタの高圧サイディング用エア釘打ち機をお客様が新しく購入してから1年程しか経っていないのですが、壊れたと連絡があったのは今回で2回目です。
一番たちが悪いのは、このマキタの高圧サイディング用エア釘打ち機、私どもで購入した釘打ち機ではなくインターネット上で購入した釘打ち機という部分です。
インターネットで工具を購入すると文句も言えない!?
私どもでマキタの高圧サイディング用釘打ち機を購入して頂ければメーカー保証としての対応も出来ますし、購入して間もないのであれば無償での修理対応または、よほどの早期であれば新品交換という対応の選択肢も出てくるのではないかなと思います。
かといって私どものお客様に「私どもでマキタの高圧サイディング用釘打ち機を買ってください。」とも言いませんし、そもそも言えません。
なぜなら、そのお客様が購入されたマキタの高圧サイディング用エア釘打ち機の値段がとんでもない激安商品でとてもじゃないですけど特値対応で対応しきれるレベルの話しではありません・・・。
同じモノを購入しようとするのであれば高いモノよりも安いモノを選びたくなるのは「当たり前」の感覚で誰だってよほどの事が無い限り安い方を選びます。
私どもとしましてもバカではないのでそんなお客様心理は理解出来ますし、無理に買ってとは言いませんし、言えません。
ただ、今回のようにインターネットで工具を購入した時に初期不良や1年未満での故障等が起きたとしてもクレームを言える相手が身近に居るわけでもなく文句を伝える矛先がありません。第三者的な言い方をするのであれば「運が無かった」としか表しようがありません。
今回のお客様に関しては後日回収させてもらって修理対応する事になっています。
マキタのエア工具の評価
今回、お客様と話しをしている際に高圧サイディング用釘打ち機に関しては真っ直ぐタイプはマキタにしかないので修理するという話しになりましたが、お客様としては「マキタの高圧サイディング用釘打ち機はすぐ壊れやすいし他のメーカーで真っ直ぐタイプの高圧サイディング用釘打ち機があったらすぐに買い替えるんだけどね!!」なんていう話しになりました。
そもそもマキタのエア工具の評価ってどうなのでしょうか?
私どもの耳に入ってくる評価や実体験を踏まえるとマキタのエア工具は日立やマックスのエア工具に比べれば若干ではありますが、故障しやすいような気がしています。(あくまで個人的な見解です。)
ただし、一昔前のマキタのエア工具に比べればかなり壊れにくくはなっているように感じるのも本音です。ちょっと前であれば現場に行った際におられる大工さんの話しから「マキタのエア釘打ち機は直ぐ壊れるからダメ!!」なんていう声しか聞きませんでした。
当然、マキタとしてのエア工具に対する対策や改善はあるのでしょうが、個人的にはこんな仮説を想像しています。
マキタのエア工具を売り出した時にこぞってみんなマキタのエア工具を購入してみた⇒
初期のエア工具なので壊れやすくてみんなからマキタのエア工具=ダメの烙印を押された⇒
日立やマックスの新しいエア工具にみんなで乗り換えた時に新商品なのでエア工具自体改善されていてマキタのエア工具よりも長持ちした⇒
日立やマックスのエア工具が性能が良いという評判が広まった⇒
でも実はマキタのエア工具はダメとみんなが思った後に性能が改善された日立とマックスのエア工具を使ったからたまたま日立とマックスのエア工具の評判が良くなったのではないか?
と実は個人的に仮説を立てています。
各メーカーのエア工具が新製品が登場するたびに年々性能が上がってきていて一昔前に比べれば壊れにくくもなってきているというのは周知の通りですが、実はマキタのエア工具も性能が上がっているのですが、たまたまイメージが悪い方に流れてしまったのではないかと思っています。
例えば実例でマキタのエア工具を買ってから2~3年で壊れて使い物にならなくなったとします。そこで例えばマックスのエア工具を買って5年以上壊れませんでしたと聞けばマックスのエア工具の聞こえは良いのですが、実際はマキタのエア工具を購入してから2~3年の月日が流れていればマックスのエア工具自体もかなり性能が上がって改善されているハズです。このルーティーンに日立とマックスがたまたま乗っかったのではないかと個人的には思っています。
今の市場の評価がエア工具は日立かマックスが良いという風潮になっているので私どもでもお客様にどこのメーカーのエア工具がおすすめ?と聞かれた時は日立やマックスをおすすめしていますが、個人的には現在ではマキタも日立もマックスもそこまでの大差は無いのではないかなと思っています。
当然、評価には個人的な見解が絡んできますので正直、正解は無いかと思いますが、みなさまの知っている範囲での評価や見解を是非聞いてみたいものですね。