今回の熊本地震に際して被害に遭われました方々には心よりお見舞い申し上げます。
震災から1週間程経ちますが、避難所での苦労や現在でも行方不明の方々の事を考えると、とても他人事のようには思えません。
現地にボランティアとして活動しに行かれている方も数多くおられるようで私も行ける立場であれば行きたいのですが、遠く石川県金沢市で商売を営んでいる立場としては何も出来ないのが現状です。
目次
ボランティアに行くのはそれなりの覚悟が必要かと
さてちょっとだけ話しは逸れましてボランティアという響きは良く、ネーミングだけは結構耳にしますが、実際にボランティアに行く際の自己負担はかなり幅広く大変なように感じられます。
熊本県のボランティアに関するお知らせを開示している熊本県社会福祉協議会のホームページhttp://www.fukushi-kumamoto.or.jp/kinkyu/pub/default.asp?c_id=23によると
・食事、宿泊
食事、宿泊に関しては自己負担。避難所は被災者の方々が避難する場所なのでボランティアの方は寝泊りできません。ホテル、宿を探す、あるいは車中泊、寝袋+テント等自己責任で対応しなくてはいけない。
・交通手段
被災地までの往復の手段は各自で確保が必要。交通費も自己負担になります。
災害による欠航、運休、通行止め等で現地入りできない場合も想定されます。また、レンタカーは、被災者の自家用車の流失や故障、救援車両としての利用の増加で、車両不足が生じます。ガソリンなどの燃料も品薄で、入手しにくくなります。
・安全の確保
活動への参加や活動期間は、家族等に必ず伝えてから出発すること。
また、万が一の事故やケガに備えて、出発地の社会福祉協議会で、ボランティア活動保険へ加入する事が義務付けられています。
・携行品、持参品
作業着(長袖、長ズボン)、帽子(キャップ型)、雨具(カッパ、レインコート等)、防塵マスク、作業用ゴーグル、軍手、作業用の皮手袋、安全靴(クギ等の踏み抜き防止の中敷きを入れたスニーカでも可)、ビニール製スリッパ(家屋内の片付けで、ガラスの破片等からのケガを避けるため布製は不可)、タオル、ラジオ、携帯電話、飲料、弁当、塩飴など
ご家庭にヘルメット、移植ゴテ、作業用皮手袋、ブルーシートなどがある場合には、持参を求められることもあります。持参品・携行品一覧
引用元:熊本県社会福祉協議会
http://www.fukushi-kumamoto.or.jp/list_html/pub/detail.asp?c_id=56&id=7&mst=0&type=
いろいろと項目はありますが、まとめると被災地に行く事から被災地での生活、地元に帰るまで全て自己責任ですよとなります。それが出来る方は是非参加くださいという感じでしょうか。
全て自己責任というのはボランティアといっても大変かと思いますが、現実には現地の被災地ではもっと大変な思いをされている方々ばかりなので全て自己責任で来てもらわないとボランティアの方々のお世話なんてとうていできないですよね。
熊本地震のボランティアの服装
持参品・携行品でもありますが、服装等に関しては私なりの解釈の仕方ではかなり現場寄りな服装が必要になります。
さすがに今回は石川県金沢市と熊本県でかなり距離があるので問合せ等はありませんが、東日本大震災の際には現地に行かれる方が持参品、携行品の為に私どもの所に買いに来てくれたという事は数件ありました。
ヘルメット、安全長ぐつ、カセットコンロ等、私どもが扱っている商品でも被災地の為に多少は貢献できているのかなと思った事を思い出します。
確かにヘルメットなんて普通一般家庭にはそうそう置いてないですもんね。安くてカッコイイとまでは言いませんが、ダサくないヘルメットを紹介しておきますので参考にされたい方は是非参考にしてみてください。
*参考
ヘルメット紺/NO.170/TOYO/保護具/ヘルメット建築用 4962087100676
現地の情報では「長ぐつだと床に出ている釘等が刺さって危ないです。」なんていう話しもチラホラ聞こえたりします。実際に被災地に行かれる方であれば万全な準備が必要かと思います。
大分県にもボランティアを
今回の震災の名称が熊本地震となった事もあって熊本県はかなり注目されていますが、実は大分県もかなりな被害が出ているみたいです。被害が大きいのに反比例してボランティア等の支援の数は、まだまだ少ないようです。
もしもボランティアや支援をされようと考えられている方がおられるなら大分県もちょっと注目してあげてください。
最後に
東日本大震災や阪神淡路大震災、今回の熊本地震、私どもの地元では能登半島地震等ここ数年の間に大きな震災が数多く見受けられるようになりました。
いつどんな時であっても地震による災害はできる限り避けて通りたいものです。ただ、日本はあらゆる場所で大きな地震が起こるという予想が立てられています。
震災が来る来ないではなく、震災が来た時にどれだけ被害を少なくできるかという対策という部分が今後は非常に重要なのではないかと改めて思った本日です。