のこぎりの手入れに油は必要?正しい使い方とおすすめ・NG例をわかりやすく解説
のこぎりの手入れについて調べていると、
「油は塗った方がいいの?」
「どんな油を使えばいいの?」
と迷う方は少なくありません。
結論から言うと、錆を防ぎたい場合は油を使った手入れが有効です。
ただし、油なら何でもいいわけではなく、使い方を間違えると逆効果になることもあります。
実際に、
・錆を防ぐつもりで油を塗ったのに、逆に汚れが付きやすくなった
・家にあった油を使ったら、切断面がベタついた
といったケースも少なくありません。
この記事では、
「のこぎりの手入れで油は必要なのか?」という疑問に対して、正しい考え方と具体的な使い方を、基本から順番に解説します。
のこぎりの手入れで油を使う目的

まず大前提として、のこぎりに油を使う目的は「切れ味を良くすること」ではありません。
主な目的は次の2つです。
錆を防ぐため
のこぎりの刃は鋼(はがね)でできており、作業後に付着した湿気や水分をそのままにしておくと、錆が発生しやすくなります。
油を薄く塗ることで刃の表面が保護され、空気や湿気に直接触れにくくなるため、錆の進行を抑えることができます。
保管中の状態を安定させるため
のこぎりは使っていない間も、湿度や温度変化の影響を受けています。
油によって刃をコーティングしておくことで、保管中の劣化や錆を防ぎ、状態を安定させる効果があります。
のこぎりの手入れにおすすめの油

のこぎりの手入れで使う油は、「ベタつかず、薄く使えること」が重要なポイントです。
刃物・工具用の防錆油(基本はこれ)
最もおすすめなのは、刃物用・工具用として販売されている防錆油です。
・防錆目的に特化している
・余分な油分が残りにくい
・木材を汚しにくい
金物店やホームセンターで入手しやすく、のこぎりの手入れとして最も失敗が少ない油です。
シリコンスプレーは使ってもいい?
シリコンスプレーは、使い方を守れば使用可能です。
・直接刃に吹きかけない
・布やウエスに吹き付けてから、薄く拭く
このように使えば、軽い防錆目的として問題ありません。
ただし、使いすぎると逆効果になるため注意が必要です。
シリコンスプレーの詳しい可否や注意点については、別記事で詳しく解説しています。
のこぎりの手入れに使わない方がいい油
「家にあるから」という理由で油を選ぶと、かえってトラブルの原因になることがあります。
食用油(サラダ油・オリーブオイルなど)
食用油は、
・酸化しやすい
・ベタつきやすい
・ヤニ汚れを呼びやすい
といった特徴があり、のこぎりの手入れには向いていません。
一時的に錆を防げたように見えても、長期的には状態を悪くしてしまう可能性があります。
潤滑油を大量に使う
潤滑油を多く使うと、
・刃に油が残りすぎる
・切断時に木材が汚れる
といった問題が起こります。
少量であっても、潤滑を目的とした使用はおすすめできません。
のこぎりの油は、
「動きを良くするため」ではなく「保護のため」
という点を忘れないようにしましょう。
のこぎりに油を使う正しい手入れ方法

油を使った手入れは、正しい手順を守ればとても簡単です。
基本的な手順
1.使用後、刃に付いた汚れやヤニを落とす
2.水分がある場合は、完全に拭き取る
3.布やウエスに油を少量付ける
4.刃全体を薄く拭く
5.余分な油は必ず拭き取る
ポイントは、
「塗る」のではなく「薄く拭く」感覚です。
油を塗る前に意識したいポイント
刃に汚れやヤニが残ったまま油を塗ると、その汚れを閉じ込めてしまいます。
油を使う前には、
・ヤニ汚れを落とす
・水洗いをした場合は完全に乾かす
といった下準備が重要です。
油は、のこぎりの錆びを防ぐうえで有効な手入れ方法のひとつですが、それだけで万全というわけではありません。
油を塗ったあとの乾燥状態や、収納場所の湿気、置き方などを間違えると、せっかく手入れをしても錆びや切れ味低下につながることがあります。
油の使用後を含めた、のこぎり全体の正しい保管方法については、
【保存版】のこぎりの正しい保管方法|錆び・切れ味低下を防ぐ基本とNG例
で詳しく解説しています。
まとめ|のこぎりの手入れに油は「少量・正しく」
のこぎりの手入れに油は必要ですが、
重要なのは次の3点です。
・油の種類を選ぶ
・使いすぎない
・余分な油を残さない
刃物用の防錆油を少量使い、正しい方法で手入れを行えば、のこぎりを良い状態で長く使い続けることができます。






