工具について

マキタの新製品、充電式インパクトドライバTD170D、TD160Dのご紹介

今年の2月に発表されましたマキタの新製品、充電式インパクトドライバTD170DとTD160Dの簡単な感想をしたいと思います。

 

マキタの新製品、充電式インパクトドライバは玄人向きというよりもより幅広いユーザー向けな印象

 

今回、新製品として発売されたマキタの充電式インパクトドライバの大きな特徴のひとつは「楽らくモード」の追加です。

 

マキタの新製品、充電式インパクトドライバに新たに付いた「楽らくモード」とは

 

マキタの新製品、充電式インパクトドライバに新たに追加された「楽らくモード」はビスの締め始めはゆっくりと締めていき、途中で自動変速されて一気に全開でビスを締めるモードです。

 

キャプチャ3
引用元:マキタhttps://www.makita.co.jp/product/category/ana_ake/td160d/td160d_j_view.pdf

 

この楽らくモードを使用する事によってインパクトドライバを使う事に慣れていない方等は従来よりもビスが締めやすくなっています。

 

楽らくモード+従来からあるテクスモード、弱、中、強、最速モードの合計6モードの切替えが可能になってより使いやすいインパクトドライバになっています。

 

ただし、大工さんや職人さんといった日常からインパクトドライバの扱いに慣れていてインパクトドライバの使用が上手い方は今回の「楽らくモード」が必要かと問われると別に必要ないかと思います。

 

言い方がちょっと悪いかもしれませんが、「楽らくモード」を追加することによってインパクトドライバの使用が慣れていない方でもインパクトドライバが使いやすいですよというすそのを広げたという印象です。

 

マキタの新製品、充電式インパクトドライバの基本的な特徴

 

充電式インパクトドライバ本体のサイズ及び全長はカタログ上、世界最短の117㎜になっています。それに付随したバランスに関してもインパクトドライバを下向きにして使用した時にバッテリーが下がらないようなバランス修正がなされています。

 

充電式インパクトドライバを使用する際に点灯するライトもLEDライトに変更されていて従来品よりもより明るく使用する事が可能になっています。

 

さらにちょっとしたメリットで今まではイチイチ充電器をケースから出さないとバッテリー充電出来ませんでしたが、充電器をケースにセットしたままでバッテリーを充電する事が今回から可能にしてあります。

 

今回の新製品の充電式インパクトドライバの発売に合わせて充電式インパクトドライバのバッテリーセット品のラインナップも大きく変更されています。

 

今回の新製品、充電式インパクトドライバのセットからバッテリーのラインナップが18Vと14.4Vの6.0Ahと3.0Ahの合計4パターンに絞られています。

 

バッテリーの18Vや14.4Vは単純にパワーの違いと思ってもらっていいです。当然ですが、数字の大きい18Vの方が14.4Vよりもよりハードに作業ができます。最近では大工さん、職人さん等の現場作業をされている方々は従来の主流品の14.4Vから18Vに変更されている方がかなり増えてきています。現在では全国的に見ても18Vと14.4Vで半々くらいの比率なのではないでしょうか!?

 

バッテリーの6.0Ahと3.0Ahの違いはバッテリーを一度充電した際に、次に充電が必要になるまでにどれだけの作業ができるかの数値になります。これも当然ながら数字の大きい6.0Ahの方が3.0Ahよりも多く作業ができます。

 

一回の充電で6.0Ahは3.0Ahの倍以上作業できる計算になります。ただし、一回の必要とする充電時間も6.0Ahは3.0Ahよりも若干長く必要になるのでこの点は事前に把握して頂く必要があります。「6.0Ahのバッテリーにしたけど充電が全然されないぞ!!」という話しもゼロではありません。「従来の3.0Ahのバッテリーよりも充電時間は多少掛かってしまいます」という事を事前に説明しておけば、このようなクレームにはなりませんのでご理解ください。

 

マキタの新製品の充電式インパクトドライバのセットから6.0Ahと3.0Ahの2パターンしかないので、従来からあった4.0Ahと5.0Ahのバッテリーに関しては徐々に廃盤になっていくものと考えられます。

 

ただし廃盤になったからといってマキタの新製品の充電式インパクトドライバに4.0Ahや5.0Ahのバッテリーが使えないかというとそんな事はありませんのでご安心ください。

 

ただ、知っている方々には常識かもしれませんが、14.4V用の充電式インパクトドライバ(TD160D)には14.4Vのバッテリーを18V用の充電式インパクトドライバ(TD170D)には18Vのバッテリーを使用するというのは絶対事項なので14.4Vで揃えるか18Vで揃えるかは最初の選択でかなり決まってきます。

 

ラインナップがわからない、知りたいという方は下の画像を参考にしてみてください。

 

キャプチャ1
引用元:マキタhttps://www.makita.co.jp/product/category/ana_ake/td160d/td160d_j_view.pdf

 

マキタのバッテリーも新しく変更されています。

 

今回のマキタの新製品の充電式インパクトドライバ発売に合わせてバッテリーも新しく変更されています。

 

価格はそのまま据え置きでバッテリー残容量表示と自己故障診断機能が追加されています。

 

キャプチャ2
引用元:マキタhttps://www.makita.co.jp/product/category/ana_ake/td160d/td160d_j_view.pdf

 

この新しいバッテリーに関しても互換性は問題ありませんので従来のバッテリーが使用できる工具であれば新しいバッテリーも使用できます。

 

*参考
マキタ TD170DRGX充電式 インパクトドライバ18V / 6.0Ah【 青・黒・白・ライム・ピンク 】バッテリ残容量表示付自己故障診断 機能付APT 【 電動工具 】

 

まとめ

 

現在のインパクトドライバの市場において大工さんは充電式ステープルやフィニッシュの関係でMAX、鉄工関係に関しては昔からの流れで日立といったように業種によっては使われているメーカーが偏ったりしますが、全体的に見てみればインパクトドライバのシェアは圧倒的にマキタが取っている様に個人的には感じます。

 

その最大の要因としてはブランド力もそうですが、充電工具のラインナップの充実性、各拠点に営業所を配置して迅速なアフター体勢が取れているといった部分が他メーカーにはない強みの部分なのではないかと思います。

 

もちろんどのメーカーのインパクトドライバにするかは各個人個人の好みによりますので販売店の立場としては必ずしもマキタのインパクトドライバが一番良いですよと押し売りする事はできません。

 

私どもとしては今後も各メーカーから発売される商品の紹介はしていきたいと思いますので、どのメーカーのどれにするかの参考になってくれれば幸いです。

 

ABOUT ME
冨木健児
お気軽にお問い合わせください!!